このテキストは2001年8月23日日記の再録です。
抗議の意味を込めて、別枠で掲載しました。


某事件マスコミ報道について
 黒磯市の少女誘拐事件の容疑者が逮捕されました。

 それに関する記事で、「東京スポーツ」8月24日号よりの抜粋。
『アニメ、ゲームなどの趣味の共通項が多く、親友だったという藤田、田中両容疑者を知る誰もが”非現実的”世界に倒錯する2人の危険性を認識していた』
『「ときめきメモリアル」などの恋愛シミュレーションゲームにはまり、「現実と空想の区別がつかないところがあった」(知人)という証言もある』


 今更、マスコミのゲーマーやオタクに対する差別的な見解をどうこういうつもりもあまり無かったですが、

ときめきメモリアルは、犯罪を助長する存在ですか?

 実際に、オタクの中には現実と妄想の区別があいまいな人もいるかもしれません。しかし、幼女誘拐などという犯罪を犯すこととアニメやゲームにはまることに、直接的な関係はあるんでしょうか?
 容疑者はKEYやLEAFのファンサイトを運営し、同人活動も行っていたようです。この新聞記事の中には「ときメモ」の名が唯一名指しで掲載されていましたが、何か意図があってのことなんでしょうか?

 ゲームの妄想系サイトを運営することが犯罪予備軍としての行動なら、うちのサイトなどその最たるものですね。余談ですが。

 こういった犯罪が起きたときに、容疑者がアニメ・ゲームに傾倒していた場合、必ずそれが槍玉に挙げられますよね。でも、その人の趣味が何であれ、実際に犯罪を犯すかどうかは、その人の資質や環境によって作り上げられた人格によります。ゲームのキャラが可愛いから、つい現実の少女を誘拐して… という考え方を、普通の人間がするでしょうか?

 今回、残念ながらマスメディアに思慮が感じられない記事が掲載されましたが、一ゲーマー、何より一ときメモファンとして、断言します。

「ときめきメモリアル」には、一切犯罪に関与する内容は認められません。
「ときめきメモリアル」のファンであること自体は、何らその人の犯罪性、凶暴性に関わる事ではありません。
サイト運営、同人活動はその人の自己表現の一環であり、活動することと犯罪性について一切の関係はありません。

 ここは一応ときメモ系サイトであり、ときメモを名指しで扱っていたのでこのような書き方をしましたが、殆どのゲームについて同様のことが言えると思います。

 マスコミも、叩きやすいところを叩くのではなく、節度のある報道をして欲しいと思います。
 こういった趣味を持つ人が犯罪を犯すたびに思ってきたことですが、今回特に「ときメモ」の名を使われたために、思いつくままに書いてしまいました。お見苦しい文章であることをお詫びいたします。


 サイト運営、ファン活動等について風当たりが強くなる可能性もありますが、メモラーであることに誇りを持ち、これまで以上に楽しんでいきましょう kuma゜でした

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